三半規管が弱いとどうなる? 具体的な悪影響や原因,対処法を紹介★

三半規管が弱いとどうなる?
具体的な悪影響や原因,対処法を紹介★
 
三半規管とは体の平衡感覚をつかさどる器官のことで、耳の内耳の中央部にある前庭というところに存在しています。
 
半円形をした3つの半規管を総称して三半規管と呼ばれており、その中に入っているリンパ液”の流れで上下,左右,前後の感覚を感じ取っています♪
 
このリンパ液の流れに不具合が起こることで人間は平衡感覚が乱れ、様々な悪影響を受けてしまいます⤵
 
そこで今回、
・三半規管が弱ることで起こる具体的な体への悪影響.
・三半規管が弱くなる原因.
・三半規管を強くするためにできること.
ついての解説をしていきたいと思いますので、ぜひ頭にインプットして帰っていただければと思います♪
 

三半規管についての様々な情報

 

● 三半規管が弱くなることで起こる体への悪影響.

血圧計

三半規管が弱ると具体的に次のような悪影響が体に表れるようになります。

・めまい・吐き気・倦怠感・たちくらみ・乗り物酔い・フワフワ感.
このような悪影響は、視覚で見ている状況と脳がリンパ液から受け取る情報にズレが出ることで生じてしまいます。
 
例えば三半規管のリンパ液の働きが悪い人 (三半規管が弱い人) がジャンプをして着地をしたとします。
 
この時、視覚では着地した後の状況が広がっていますが、リンパ液からの情報はまだ宙に浮いた情報が脳に伝えられています。
 
このように目で見ている状況と、脳がリンパ液から受け取っている情報にズレが生じることが様々な悪影響につながりますす。
 
そして三半規管が弱ければ弱いほど、このズレが大きくなるので、より体に悪い影響が出やすくなるというわけです!!
 
今はジャンプをした時の例で説明しましたが、車や船,遊園地の乗り物などでこのようなズレが生まれやすいので、
三半規管が弱い人は乗り物に酔ってめまいや吐き気の症状が出やすいんですね。
 
ではどうして三半規管に強い弱いの差が生じるのでしょうか?
 

● 三半規管が弱くなる原因.

首をかしげている女性

原因1 加齢による衰え.

歳を重ねていくにつれて、視覚とリンパ液の情報のズレが生じるような行動をとることが少なくなるので、三半規管が衰えて弱っていきます。

 

久しぶりにブランコに乗った際に気分が悪くなってしまうことも、普段慣れていない動きをしたことが大きな原因です。

 

原因2 自律神経の乱れ.

自律神経が乱れていると、三半規管のリンパ液の情報の指令伝達が遅くなってしまい、視覚の情報とのズレが大きくなってしまいます。

 

自律神経を整えるだけで三半規管が強くなるという可能性は十分に考えられます○

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原因3 同じ体勢で居る時間が長い.

同じ体勢で居る時間が長くなればなるほど、周りの景色が変わらない時間が長いということになります。

 

そうなると、視覚の情報とリンパ液の情報がズレるような動きをした時に全く対応できずに、情報のズレが大きくなって体に異常が生じてしまいます×

 

原因4 健康状態や精神状態の乱れ.

いくら三半規管が強い人でも、寝不足の状態や疲れが溜まっている状態など、健康状態が悪いときには三半規管は弱まってしまいます。
 
そして体だけでなく、精神状態の乱れも三半規管の乱れにつながります。
 
現に、「三半規管が弱いから…」というような精神的なマイナス意識を捨てるだけで、乗り物酔いなどの症状が解消することもあります。
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ではこれらの原因で弱ってしまった三半規管を強くするために出来ることとは何があるのか?
 
最後にその方法について紹介していきます○
 

● 三半規管を強くするためにできること.

草原の中をサイクリングをしている男性

まず三半規管を強くするためには、三半規管を鍛える”というよりも”三半規管を使う行動に慣れる”という意識が大事になってきます!

 

フィギュアスケートの選手があれだけの高速回転をしても目が回らないのは、”三半規管が強いから”というよりも、
普段の練習で”三半規管があの回転に慣れているから”目が回らないという解釈の方が正しいです!

 

では日常生活で三半規管を慣れさせるために出来ることとはどんなことがあるのか? 具体的な行動を紹介していきます。

・自転車に乗る.

・プールで浮かぶ.

・自律神経を整える.

・目をつぶって片足立ちをする.

・顔を動かさずに目だけで上下左右を見る.

・回転する椅子に座ってゆっくり回ってみる.

・車や電車など、高速で動くものを目で追ってみる.

・胸の前で手のひら同士を合わせて、顔と上半身を左右にゆっくりねじる.

・立った状態で目の前のある一点を見つめながらかかとを上げ下げさせる.

このような行動を日常で少しずつ取り組んでいけば、視覚の情報とリンパ液の情報のズレが小さくなっていって、
三半規管の弱さによる悪影響を受ける可能性が下がっていきます○

 

くれぐれも気分が悪くなるまではしないでください。

 

最後の一言

乗り物に乗れない、すぐ気分が悪くなってしまうなど、三半規管が弱いことで日常の楽しみが奪われることは数多くあります。

 

元々三半規管が強い人,弱い人というのは存在しますが、弱い人でも努力次第で、困らない程度まで三半規管を強くすることは十分可能です★

 

自覚がある人はぜひ、三半規管を慣れさせる行動に地道に取り組んでください♪

 

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