熱中症対策として水やお茶に効果が見込めない理由とは?

熱中症対策として水やお茶に効果が見込めない理由とは?
 
死と隣り合わせにある”熱中症”ですが、その対策として一番効果的で大事なことが「水分補給」です!!
 
ですが、水分なら何でもいいというわけではありません×
 
特に熱中症対策の水分補給として間違えやすいのが”水”や”お茶”です。
 
当記事では水やお茶をはじめとした、「熱中症対策の水分補給としてふさわしくない飲み物」を5つ紹介しています!!
 
誤った知識のせいで命を落とす可能性もありますので、ぜひチャックしておいてください!!
 

熱中症対策として効果が無い飲み物や逆効果な飲み物

 

NG飲み物1 水.

コップに入っている水

成人の体の約6割は水分で成り立っているので、水は摂取しなければいけないものに違いはありません!!

 

ですが、それは熱中症対策として必要な水分とは切り離して考える必要があります!

 

というのも熱中症というのは、”水分と共に塩分などの栄養素も一緒に失ってしまうこと”から引き起こるものです!

 

ですので、水を飲むと水分の補給にはなりますが、失われた塩分などの栄養素は補給できていないので、熱中症対策の飲み物としては効果がないんです×

 

そして汗をかいて水を多く補給していると、”喉が潤っているから水分補給は大丈夫” という慢心を生んでしまい、
さらに熱中症のリスクを上げることにもつながってしまいます⤵

 

熱中症対策として水を飲むのであれば、塩分やミネラルなどの熱中症で失われる栄養素が含まれている粉末を混ぜて飲んだり,タブレットを併せて飲むようにしましょう☆

 

NG飲み物2 お茶.

お茶を注ぐ様子

お茶が熱中症対策として効果が見込めない理由は、水と同じく,水分しか補給できずに汗で失われる塩分などの栄養素が補給できないからです!

 

ただし!!

お茶の中でも、「熱中症対策として少し期待できるお茶」と、逆に「熱中症を助長してしまう逆効果になるお茶」があります。

汗で失われてしまう栄養素の ”ミネラル” が入っていて、尚且つノンカフェインな 『麦茶』
 
利尿作用で水分をさらに失ってしまう可能性がある ”カフェイン” が配合されている 『緑茶』 『紅茶』

 

「麦茶」ですが、熱中症対策として効果が見込めるとはいえ、一番補給しなければならない塩分を補給できないので期待し過ぎてはいけません!!

 

ですが、汗をかいたときにお茶を飲む場合は優先的に「麦茶」を飲むと良いでしょう○

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NG飲み物3 コーヒー.

ブラックコーヒーに粉砂糖が入れられようとしている

熱中症対策としてコーヒーを飲む人は少ないと思います。

 

ですが、熱中症のリスクが高まる状況が予想される場合や、汗を多くかいた後の熱中症の危険性がまだ考えられる場合も控えなければいけない飲み物です!!

 

その理由は、利尿作用がある ”カフェイン” がコーヒーに非常に多く含まれているからです!!

 

例えば、運動をして汗を大量にかくであろう前にコーヒーを飲んでしまうと、
利尿作用の影響で、汗と共に尿でも栄養素を失うことになるので、熱中症のリスクがさらに高まってしまいます。

 

汗を大量にかいた後に関しても、水分や塩分が少ない状態からさらに尿で栄養素を失ってしまうので注意しなければなりません!!

 

もしこういった場面でもコーヒーを無性に飲みたい方は、利尿作用のないノンカフェインコーヒーでコーヒー欲を満たすようにしてください♪

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NG飲み物4 ジュース類.

大人も子供もついつい暑い時、水分補給代わりに糖分が多く入ったジュースを飲みがちです。

 

実は汗で水分や塩分などと共に糖分も失うので、ジュースに含まれる糖分を補給することは決して悪いことばかりではありません!!

 

ですが、要注意なのが”摂取量”です。

 

汗をかいて喉が渇いた状態でジュースを飲むと、ついついガブ飲みして大量にジュースを飲んでしまいます。

 

そうなると…

● ジュースの飲み過ぎで糖分を過剰に摂取.

→ 血糖値が急激に上昇.

→ 血糖値を下げるために体のエネルギーを使う.

→ エネルギーが減って、体全体のパワーが減少.

→ 熱中症に抗うパワーがなくなって熱中症のリスクが高まる.

という危険な流れを生んでしまうので、熱中症の危険がある時にはジュースは飲むべきではありません×

 

NG飲み物5 アルコール類.

サーバーから注がれているビール

アルコール類は熱中症対策として逆効果なことは何となく想像できるかと思います!!

 

想像通り、アルコールは強い利尿作用があるので熱中症対策として飲むことは言語道断ですし、
暑かった1日の終わりに冷えたビールを大量に流し込むことも避けなければいけません!!

 

なぜ時間が空いても飲んではいけないのか? というと、アルコールを分解するために体内の多くの水分が使われるからです!!

 

ですので「時間が経ったから大丈夫だろう」ということで、1日の終わりにアルコールを多く摂取してしまうと、
利尿作用とアルコールの分解で、水分が大量に失われて時間差で熱中症になる危険性が十分にあるんです×

 

暑い時期の1日の終わりのビールの爽快感はたまらないですが、
健康のためにも,二日酔い防止のためにも,熱中症予防のためにも、アルコールの大量摂取はぜったに控えましょう!!!

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● 熱中症に効果がある飲み物.

ここまで熱中症対策としてNGな飲み物を紹介してきましたが、反対に「熱中症に効果がある飲み物」について最後にお伝えしておきます〇

 

ご存知かと思いますが、熱中症に効果的な飲み物…それはズバリ経口補水液です!!

 

 
これらの経口補水液は、飲む点滴と言われているぐらい熱中症に有効的な成分が入っています!!

 

ですが、予防のために点滴を打つ人がいないように、経口補水液も、
熱中症の危険性が高まった時に飲むと効果を発揮するものであって、決して熱中症予防として飲むものではありません×

 

要するに「これから運動して汗を大量にかくだろうから飲んでおこう」という意味で飲むものではなく、
「汗をたくさんかいて喉も乾きっぱなしだから熱中症対策として飲んでおこうという意味で飲むものということです〇

 

ですので、熱中症のリスクが高まる可能性がある時にはぜひ持ち歩いてくださいね♪

 

最後の一言

熱中症は身近な病気でありながらも死につながることが珍しくない非常に危険な病気です!!

 

ですが、対策をしっかりとってさえいれば確実に避けられる病気でもあります○

 

今回紹介してきましたように、くれぐれも水やお茶などは熱中症対策の飲み物として捉えず、
その他のコーヒーやジュースやアルコールの摂取にも気を付けて、ぜひとも熱中症にならずに暑い季節を乗り越えましょう♪

 

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