週に何回,何分の運動が必要?
ということについて解説していきたいと思います☆
運動不足を少しずつでも改善させて幸せに過ごせる時間を増やしてくださいね♪
健康のための運動不足解消の基準
● 1日に何歩歩けばよいか?


年齢などの条件 | 1日の推奨歩数 |
64歳以下の健康な方 | 8000~9000 |
65~74歳の健康な方 | 6000~7000 |
75歳以上 | 5000~6000 |
持病がある方、膝や足首などの関節に不安がある方など | 6000~7000 |
ダイエット目的 | 10000 |
”現在自分はどれくらい歩いているのか?”を理解しましょう!!
● 運動はどれくらいの強度で取り組めばよいか?
歩くことでいうと、ノロノロ歩いたり,短い歩幅で歩数を増やしても、運動の効果はあまり期待できません。
65歳以上の方は、どちらかというと現状維持を目標としているので、それほど運動の効果を優先にしなくても構いません!!
ですが、64歳以下の健康な方はまだまだ体力の底上げに期待が出来ますので、運動効果を求めるべきですし、
軽い運動を続けて満足していると、その分体が衰えていくスピードが早くなってしまいます!!
では、運動の効果を得るために必要な運動強度とは何か?
それは「中強度の運動」です!!
その基準となるのが、メッツ(METs = Metabolic equivalents:代謝当量)というもので…
1メッツ:安静にしている状態.
2メッツ:ゆっくり歩いている状態.
3メッツ:普通に歩いている状態、ゆっくり階段の昇降をしている時や軽めの掃除をしている時の状態.
4メッツ:早歩きをしている状態、自転車をこいている時や掃除をテキパキしている時の状態.
5メッツ:非常に早いスピードで歩いている状態.
6メッツ:スロージョギングの強度.
7メッツ:普通のジョギングの強度.
このような感じで段階的に定められていて、”中強度の運動”というのは、大体4メッツ前後の運動強度のことを指します!!
4メッツ前後の運動強度をもっと具体的に表すと、 ”ギリギリ会話できるレベルの運動” となります!!
これより楽でも、これよりキツくても健康のための運動という面で考えるとプラスに働きにくくなります×
ですので、先ほど紹介した推奨歩数を満たしていたとしても、運動強度が十分でないと運動不足解消に思うようにつながらないという事態に陥ってしまいます。
”中強度の運動で推奨歩数を満たすこと” が、歩くことで運動不足解消させる道だと思ってください。
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また、歩く以外の運動に取り組む際は、中強度の運動を次の表の目安の時間分取り組むようにするといいでしょう☆
年齢などの条件 | 1日の中強度運動推奨時間 |
64歳以下の健康な方 | 20分以上 |
65~74歳の健康な方 | 10~15分 |
75歳以上 | 6~8分 |
持病がある方、膝や足首などの関節に不安がある方など | 10分前後 |
ダイエット目的 | 25分以上 |
とはいえ、毎日欠かさず中強度の運動やウォーキングを続けることは中々難しいものです。
そこで大事にしたい考えが、”一週間で帳尻を合わせる” ということです☆
もちろん毎日均等に取り組めればいいのですが、疲れたり,体調を崩したり,予定が入ったりして、
満足に運動に時間を割けなかった日があったとしても、1週間トータルで達成するという柔軟な考えが運動不足解消には必要です〇
では最後に、「週に何回,何分間ぐらい運動に取り組めばいいのか?」についての情報をお伝えしていきたいと思います★
● 週に何回、何分間の運動をすればいいか?
年齢などの条件 | 一週間で取り組みたい中強度運動推奨時間 |
64歳以下の健康な方 | 150分 |
65~74歳の健康な方 | 90分 |
75歳以上 | 60分 |
持病がある方、膝や足首などの関節に不安がある方など | 70分 |
ダイエット目的 | 180分 |
以前は、1週間で取り組むべき運動時間を一日だけで取り組むことは良くないとされていました。
ですが最近の研究で、週に1回,150分間の運動に取り組むことも、週に5回,30分間の運動に取り組むことも、
合計時間が同じであれば運動効果はさほど変わらないということが発表されています!!
ですので、「週に何回運動すればいいか?」に関しては、1回以上という答えが妥当となります。
とはいえ、運動不足の方がいきなり一日で150分間運動することはケガのリスクが高まりますし、体力が追いつかず実の無い運動となってしまうのでおススメは出来ません×
ですから、上の表で挙げた1週間の合計運動推奨時間にあまりこだわり過ぎず、自分が無理なく取り組めそうな運動時間を設定し、
続けていく中で徐々に増やしていって、推奨時間に近づけていくという流れで進めるようにしてください♪
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最後の一言
今日運動を全くしなかったとしても、明日は変わりなく生活を送ることが出来るでしょう。
反対に、今日たくさん運動をしたとしても、明日劇的な変化を味わうことはないでしょう。
ですが、運動不足が将来の不健康につながって幸せの幅が狭くなることは理解できますよね?
運動不足を自覚している方は、”今より少しでも運動量を増やす” という意識で、運動不足で楽しく過ごせる時間が減ってしまわないようにしてください♪