2019年には1224人、2018年には1581人もの人が熱中症によって亡くなっています。
夏のランニングで熱中症にならないために必要な知識
● 服装.


・半袖+ハーフパンツ? 長袖+ロングパンツ?
基本的に夏のランニングは「半袖+ハーフパンツ」の方が良いです、、、が!100%正しいとも言えません×
同じような環境の時に半袖ウェアと長袖ウェアとで走ってみて、その後の疲労感を比べてみると良いですね〇
・どんな素材のウェアを着ればイイ?
ランニングウェアの素材に関しては基本的に、”綿”か? ”ポリエステル”か? になってきますが、熱中症対策という観点で見ると、”ポリエステル” 一択です〇
綿は肌触りが良く、吸水性も抜群ですが、速乾性と通気性が良くありません×
汗をすぐ吸ってくれるという点では期待できるのですが、乾きが遅いのでどんどん汗が蓄積して服が重くなっていきます。
そして通気性が悪いので、汗をかけばかくほど涼しさを感じる風を肌で感じにくくなるんです⤵
一方ポリエステルは、吸水性も速乾性も通気性も良く、素材自体が軽い素材なので、
夏のランニングで大量に汗をかいても、綿よりもすぐ吸って乾いてくれるので、軽い状態を保ちやすいです〇
さらに通気性が良いため風を肌で感じやすく、体感温度を下げられ、濡れたウェア特有の不快感も一番感じにくい素材といえます!
というわけで、夏のランニングウェアの素材はポリエステルを選びましょう〇
とはいったものの、基本的にランニングウェアはポリエステル素材のものが多いので、そこまでシビアにこだわらなくても失敗しないかと思います〇
要するに、”あまり変わったランニングウェアを買わない” ということを覚えておいてください♪
・服の色は白系?黒系?
白系の色より黒系の色の方が紫外線をカットするという特性がありますので、紫外線対策という意味では黒系の色の方が効果があるということはお間違いなく〇
・帽子&ネックゲイター.
帽子は夏のランニングにはマストで欲しいアイテムです。
頭頂部は直接日光を浴びて熱を帯びてしまうので、熱中症対策という意味では帽子の方がいいです♪
そしてあまり聞き馴染みが無いネックゲイターですが、下の商品のような、マスクにもなり、同時に首周りの紫外線防止、冷感効果も期待できる優れもののことです!
体温の上昇を防いでくれて熱中症のリスクを下げられます〇
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● 必需品.


・水分+熱中症対策タブレット.
多くの人が、「熱中症にならないためには?」と聞かれると「水分をしっかり摂る」と答えるでしょう!
もちろん汗によってかなり多くの水分が体から出ていくことになるので、水分を摂ることは絶対条件なのですが、
実は熱中症対策として、水分をしっかり摂るだけでは不十分なんです×
逆に、「水分を摂ってるから大丈夫」ということで運動をハードに行うと、より熱中症のリスクが上がってしまうのである意味危険なのです。
熱中症対策においての水分の考え方の詳しくは、「熱中症対策として水やお茶がダメな理由」 の記事をご覧ください★
では、”水分の他に必要なモノとは何なのか?”、、、それは塩分やカリウム、ミネラルなどの、汗で多く失ってしまう水分以外の成分です!!
水分と共にこれらの成分もしっかり補給していないと、本当の意味での熱中症対策とは言えません×
そこで!!
これらの成分を補えて手軽に携帯できる、”熱中症対策タブレット” の出番です!
夏のランニングの際は、水分と併せて熱中症対策のタブレットも休憩がてらに補給するようにしてください♪
・身分証(それに代わるもの)+1,000円札一枚.
この二つはあまり必需品として言われていませんが、立派な熱中症対策です!
身分証に関しては、もし熱中症になって倒れてしまった時に家族への連絡等がスムーズにしてもらえたり、
色々な手続きが簡略されるので、もしもの時のためにあるに越したことはありません。
もし身分証を持ち歩きたくない方は、自分の名前や連絡先、自分に何かあった時に連絡してほしい人の名前や連絡先を書いたメモなどを携帯しておくといいですね〇
出番がない可能性は高いですが、紙一枚で荷物にもなりませんし、もしもの時のために身分証やそれに代わるものを持ち歩いておきましょう♪
そして1,000円札一枚に関してですが、
「もし、水分が足りなくなったら」
「もし、熱中症気味になって体を冷やすものが必要になったら」
という状況になった際に、必要なものをコンビニ等で手に入れるためにお守りがわりで持っておいて欲しいものです!!
「今日はいつもより水分を多く飲んでしまって無くなってしまった。」
「いつもは何ともないのになんだか今日はコンディションが悪くてしんどいなぁ。」
といった時に我慢して熱中症にならなくて済むように1000円札一枚を持っておきましょう★
小銭だと走っている時にジャラジャラうるさいですし、スマホを持っていてもスマホ決済できないところもあるので、
荷物にもならずに確実な1000円札一枚がおススメです!!
全く荷物にならないことやもしもの時のためのことを考えると、夏のランニングの際は携帯しておくことをおススメします☆
● 心得.


・”油断”が何よりも危険.
普通に考えれば熱中症は、、、
・汗をかけばかくほど
・気温が高ければ高いほど
・直射日光を浴びれば浴びるほど
・ベストな時間、場所でランニングをする.
先ほども言いましたが、熱中症には気温の高さや直射日光が大きく関係してきます!
このことを考えると、理想は日が照っていない涼しい時間帯の夜遅めから早朝にかけてが一番熱中症のリスクが低いと言えます〇
この時間帯にランニングできる人はそれがベストですが、中々この時間帯ばかりにランニングはできませんよね。。。
となると考えるべきは、自分がランニングに取り組める時間の中で一番涼しい時間を選び、
なるべく直射日光を浴びないように日陰を走ったり、地表の温度が低い土の上を走るなどの走る場所を工夫するということです〇
外に出るだけで危険と言われている暑さの中でランニングをするわけですから、なるべく身の危険が少ないシチュエーションを自ら選択してランニングに取り組むようにしましょう♪
・今まで通りは通用しない.
例えば夏以外の季節で「30分間ランニングしていた」「5キロ走っていた」からといって、夏も同じようにできると思ってはいけません×
私もランニングライフの最初の夏は、なんだか自分に負けた感があったので走る時間や距離を短くすることに抵抗がありました。
そして無理して頑張った結果、家に帰ると頭痛やフラフラといった熱中症の症状が出てしまいました。
それからは、「夏も春,秋,冬と同じように走れる方がおかしいんだ!」と言い聞かせて、夏に走る時は時間や距離を短くしてランニングするようにしました!!
結局のところ、「夏も同じような時間,距離で走ることよりも、熱中症のリスクを下げることの方がよっぽど身体のためになる」ということを忘れてはいけません♪
最後に
夏のランニングというのは熱中症という大きな危険と隣り合わせなことは事実ですが、
対策さえしっかりとっていれば確実に安全なランニングライフを送ることが出来ます〇
今回紹介した、服装、必需品、心得をしっかり取り入れていただいて、夏もランニングで気持ちの良い汗をかきましょう☆彡