

高身長が筋トレに不利に働いてしまう3つの理由
これより3つの理由を解説していきますが、いずれも高身長特有の手足の長さが起因となっています!!
では「高身長で手足が長いとなぜ筋トレに不利になるのか?」見ていきましょう!!
理由1 高重量を扱いにくくなるため.
筋トレで筋力を付けたり筋肉量を増やすためには、しっかりと負荷をかけて筋肉に十分な刺激が届くようにトレーニングをしなければなりません!
ですが高身長で手足が長いと、中々高重量(高負荷)が扱えないんです⤵
それはなぜかというと、手足が長い分,体より離れた位置で重量を扱うことになるからです。
例えば、飛び込み板を想像してみてください。
先端までの長さが長ければ長いほど、先端に立った時のしなり…つまり先端にかかる力は大きくなりますよね?
この考え方が手足の長い人の筋トレの状況でも言えて、
例えば同じ重量のダンベルを持って腕を伸ばした時、腕が短い人よりも腕が長い人の方が確実に体感の重量は重くなります!!
筋トレの動作は、曲げる⇄伸ばす、上げる⇄下ろす、が基本なので、ほぼ確実に手や足の長さの分,体から離れた位置で重量を扱うことになります。
ということは筋トレの多くのメニューで、手足が長い高身長の人は体感重量が重い状態になるんです。
そうなると、必然的に高身長の人は扱う重量を下げてトレーニングすることとなるので、
”重量を下げる=筋肉への負荷が減る=筋肉の成長が遅くなる” という構図が生まれてしまいます。
このデメリットを払拭するためには、低重量でも回数を重ねてしっかり筋肉に負荷を与える意識が大事になってきます!!
下記の記事で詳しくは書いていますが、低重量でもしっかり筋肉を成長させることは可能なので、
高身長の方は重量にこだわらないトレーニング方法に取り組んでみましょう♪
低重量で筋肉を成長させる方法→『低重量高回数』の筋トレで筋肥大させるための5つのコツとは?
理由2 力を込め続ける時間が長くなるから.
例えば腕立て伏せをする際、
手足が長ければ長いほど、肘を曲げて上体を降ろしてから肘を伸ばして状態を上げてくるまでに要する時間は長くなります!!
ということは、それだけ力を込め続ける時間が長くなるということです。
力を込め続ける時間が長くなるということは、筋肉へ十分に刺激が与えられる前にスタミナが切れてしまう可能性が高くなるということです。
そうなると、トレーニングを頑張ったつもりでも実際にはスタミナが切れて疲れが溜まっていただけで、
”筋肉への刺激はあまり伝わっていなかった”という残念な状況が起きかねません⤵
先ほども言いましたが、筋トレの動作は、曲げる⇄伸ばす、上げる⇄下ろす、が基本なので、
高身長で手足が長いと、多くのトレーニングメニューでその残念な状況が起きる可能性が高くなるんです。
というわけで、高身長は筋トレに不利に働いてしまうというわけなんですね★
ですがこの不利を逆手にとったトレーニング方法があるんです!!
それが筋トレの一つ一つの動作をわざとゆっくり行う ”スロートレーニング” です○
あえてトレーニングの動作をゆっくりすることで得られる効果って実はたくさんあるんです!!
トレーニングで新たな刺激を与えたいと思っている高身長の方は、ぜひ下記の記事を参考に取り入れてみてください♪
「スロートレーニングの4つの効果と取り組む際の注意点とは?」
理由3 関節へかかる負担が大きくなるから.
身長が高くて手足が長い人は、関節と関節の間隔が長いので、どうしても1つの関節にかかる負担が大きくなってしまいます。
ですが無情なことに関節の大きさというのは、身長の高低,手足の長さにほとんど比例していません×
よって、手足が長い人の方が単純に関節にダメージを受けやすいということになります!!
関節にかかる負担が大きくなると…
・ケガをしやすくなる。
・筋肉よりも先に関節が重さに耐えきれなくなる。
・関節への負担が気になって可動域の狭いトレーニングになってしまう。
など、筋トレに不利な要素が増えるだけです。
ですので、関節に負担が掛かりやすい手足が長い高身長は、筋トレに不利に働いてしまうんです⤵
そんな高身長へおすすめしたいのが、関節への負担が少ない「チューブトレーニング」です☆
チューブトレーニングは、ゴムの張力で負荷を微調整することができるので、
関節に無理な負荷がかからず、そてでいて十分な負荷を与えながらトレーニングすることが出来ます!
筋トレの幅を広げるためにぜひ取り組んでみてはいかがでしょう♪
チューブトレーニングでも筋肥大の効果が見込める5つの理由とは? 「チューブトレーニングに筋肥大の効果はない」という情報が出回っていますが、これは全くのデタラメな情報です× 「なぜこう言い切れるのか?」その理由を、筋トレ歴[…]
最後の一言
確かに高身長で手足が長いと筋トレに不利に働いてしまう要素が多く、筋肉の成長が一般の人に比べて遅くなる可能性は高くなります。
だからと言って「策が無いか?」というと、そうでもありません×
筋肉はある意味素直なので、しっかり刺激さえ与えれば成長してくれます○
記事中に紹介したトレーニング方法など、
高身長は高身長なりのトレーニングに取り組んで、高身長にしか体現できないカッコイイ体を作り上げていきましょう♪