罪悪感なく飲酒するための方法を紹介.
体に良いお酒の飲み方にするために
ルール1 お酒の種類と摂取量.
体に良いお酒と体に悪いお酒を分ける一番の要素は ”アルコールの摂取量” です!
そしてアルコールの摂取量に関係してくるのが、「どのお酒をどれくらいの量飲むか?」です。
アルコールの摂取量というのは【アルコール度数(%)×お酒の摂取量(ml)×0.8】で計算されます!!
例えば、「アルコール度数5%のビール350ml」の場合だと、5%×350ml×0.8ということで、アルコール摂取量は14gとなり、
「アルコール度数15%の日本酒350ml」では、15%×350ml×0.8ということでアルコール摂取量は42gとなります。
350mlとお酒を飲む量自体は同じですが、ビールより日本酒の方が3倍アルコールを摂取しているということになります!!
体の大きさや体質にもよりますが、一日あたりのアルコール摂取量の適正量の目安は20gとされています。(※女性の場合は約5~6割の量である10~12gが目安)
ですので、目安としてビールであれば500ml、日本酒であれば一合(180ml)がアルコール摂取量の目安である20gにあたります○
ということは、アルコール度数が低めのビールでも,500mlを超える量を飲めば”体に悪いお酒”となってしまいますし、
アルコール度数高めの日本酒でも,180mlより少ない摂取量であれば”体に良いお酒”と言えるということです!!
下の表に、体に良いお酒と体に悪いお酒を分けるボーダーラインの量を示していますので、
自分のいつものお酒の量が体に良いお酒の摂取量であるかを確認していただければと思います☆
※同じお酒の種類でもアルコール度数にはばらつきがありますので、表にはそのお酒の一般的なアルコール度数を記しています。
お酒の種類 | アルコール度数 | 摂取量のボーダーライン |
ビール | 5% | 500ml |
チューハイ | 7% | 500ml |
ワイン | 12% | 200ml |
日本酒 | 15% | 180ml |
焼酎 | 25% | 110ml |
ウイスキー | 40% | 60ml |
厳密に言えばお酒はお酒でも、ワインには血流改善効果が見込めるポリフェノールの一種のフラボノールが含まれていたり、
焼酎には体に悪影響の糖質やプリン体がゼロというような特長があったりなどの差はあります。
ですがそんなことよりもまず第一に、アルコールの摂取量が健康に大きく影響してくるので要注意です!!
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ルール2 飲む頻度.
前項目で、1日のアルコール摂取量の目安(男性の場合)は20gと紹介しましたが…
A、毎日20gのアルコール摂取
B、二日に一日40gのアルコール摂取
C、週に一度140gのアルコール摂取
このようにトータルのアルコール摂取量が同じでも、頻度が違えば体に与える影響もかなり変わってきます。
「ではこの中で一番健康的な飲み方はどれか?」
それは、”A、毎日20gのアルコール摂取” です。
反対に一番危険な飲み方は、”C、週に一度140gのアルコール摂取” です。
なぜAのお酒の飲み方が一番良いのかというと、アルコールを分解してくれる肝臓に一番負担を掛けない飲み方だからです!
「休肝日」という言葉を聞いたことありますよね?
これはアルコールの分解に頑張っている肝臓を休ませるために必要な日というわけなのですが、
いくら肝臓を休ませたからといって、一日に分解できるアルコールの量が劇的に増えるわけではありません×
ですので感覚的に言うと、「肝臓が一日で分解できるアルコールの量が20g」という解釈となり、それを超えた場合に休肝日を設けるべきだというわけです☆
一日のアルコール摂取量が20gを超えない場合でも休肝日を設けた方が良いと意見も多いのですが、実際のところ根拠が乏しいのが現実です。
要するに、体に良いお酒とするためには、あくまで頻度は関係なく,”一日のアルコール摂取量を超えないこと”が第一優先だということです○
もし、「最近お酒を控えている (休肝日を設けている) から少しぐらい飲み過ぎても大丈夫だろう」という考えを持っているのであれば、その考えは改めるべきです!!
ルール3 お酒のお供.
”ビール腹” という言葉がありますが、これはビール(お酒)の飲み過ぎで太ってお腹が出た人のことを指す言葉だと認識している人が非常に多いです。
ですが実際には、ビールの飲み過ぎが原因で太っている人は意外と少ないのです×
では本当の原因は何なのか? というと、ビールと共にたしなむ ”おつまみ(食事)” なんです!!
例えばあなたは”お酒に合うおつまみ”と言えば何を思い浮かべますか?
「枝豆や冷奴」というようなヘルシーで体に良いおつまみを思い浮かべた方は、安全なお酒のお供のチョイスが出来ている可能性が高いです!!
ですが、「唐揚げやポテト」というようなカロリーが高かったり味の濃いおつまみをイメージした方は危険です×
体に良いお酒になるか体に悪いお酒になるかは、アルコール摂取量と同じくらいお酒のお供によっても大きく左右されるものです!!
お酒がススムおつまみや脂っこいおつまみなど、体に悪いおつまみを普段からお酒のお供として選んでいる方は体に悪いお酒となっている可能性大です!!
「ダイエット中のお酒のおつまみとして適している5つの食べ物とは?」
の記事を参考にしていただき、体に良いお酒となるようなおつまみをチョイスするようにしましょう☆
ルール4 睡眠時間&睡眠の質.
アルコールを分解するのは肝臓だとお伝えしましたが、アルコールの分解に奔走した肝臓が一番回復できるタイミングが ”睡眠中” です!
睡眠中は体も脳も安静にしているため、肝臓だけでなく体中のほとんどの臓器や細胞が回復できる大チャンス状態なんです○
要するに、睡眠時間が長ければ長いほど、深い睡眠がとれればとれるほど、アルコールの分解で疲れた肝臓が元気になれるというわけです!!
お酒を飲むとどうしても睡眠時間が短くなったり,睡眠の質が落ちる傾向があるので、アルコールの摂取と睡眠時間の減少のダブルパンチで肝臓が痛みやすくなるのです×
ですので、十分な睡眠時間を確保することと,睡眠の質の向上に努めることも、体に良いお酒とするためには必要な取り組みであります○
肝臓にしっかりアルコールを分解してもらえるように、下の記事を参考に,ぜひ睡眠に対する意識も高めてください♪
最後に
体に良いお酒とするためには今回紹介したように…
・一日のアルコール摂取量が20gを超えないようなお酒の種類&量にする。
・飲む頻度は、何日か我慢して一日でドカ飲みするよりも毎日ちまちま飲む方が良いが、何より一日のアルコール摂取量の目安を超えないことが第一優先。
・カロリーが高いおつまみや、味の濃いおつまみが体に悪いお酒の後押しをしてしまう。
・十分な睡眠時間&睡眠の質が、アルコールを分解する肝臓の機能を高めてくれるので体に良いお酒になりやすい。
ということで、体に良いお酒に出来るかは全て自分の節制にかかっています!!
今日飲み過ぎたからといって明日すぐに症状が表れるわけではありませんが、
あまり好き勝手飲んでいると、将来必ず後悔するような病気を患ってしまいます☆
少しずつの意識からでいいので、体に良いお酒の飲み方で上手にアルコールと付き合っていきましょう♪