筋肉痛のスピードと年齢は関係ない×
筋肉痛が遅れてくる原因
原因1 運動強度(種類).
いまだ筋肉痛については解明されていないことが多いのですが、基本的に筋肉痛とは、
”運動などで損傷した筋線維(筋肉)を修復させる際に伴う痛み” のことです★
要するに、筋線維の損傷量が激しい運動(運動強度が高い)ほど,筋線維の修復活動が早く始まるので筋肉痛が比較的早く表れやすいというわけです!
筋肉痛の修復活動についての様々な知識についてはこちらでも解説しています。
→「筋肉量アップのための超回復に必要な時間とBESTな過ごし方とは?」
ちなみに筋線維の損傷量が激しい運動というのは、筋力トレーニングや短距離ダッシュなど、一瞬一瞬で大きな力を発揮させるような運動のことです。
反対に筋線維があまり損傷しない運動というのは、ウォーキングやジョギングなど、長い時間,軽い力を発揮し続けるような運動のことです!!
ということは…
・普段から筋肉を鍛えていて,すぐに筋肉痛が表れる人でも、慣れないジョギングをしたり,いつもよりはるかに長い距離(時間)を歩いたりすると筋肉痛は遅れて表れる。
・久しぶりの運動(ジョギングや長い距離を歩くetc)で筋肉痛が遅れてくる人でも、正しく筋トレやダッシュなどの運動に取り組むと筋肉痛はすぐ表れる。
ということが言えるのです○
筋トレ歴4年以上の私も、筋トレをした際には翌日に筋肉痛がきますが、普段それほど走ったり歩いたりしないので、
買い物などで普段より明らかに長い時間,距離を歩いた際などには翌々日ぐらいに筋肉痛が表れることがあります!
ただし!!
やみくもに筋トレやダッシュをしたからといって、誰でも必ずすぐ筋肉痛が表れるわけではありません×
正しいフォームで取り組めていなかったり、力をセーブして軽い負荷やペースで行ったりしては筋肉にうまく刺激が与えられず、筋肉痛の反応は遅くなります。
なので普段から筋トレを行っているような人でも、扱っている重量に慣れてくると筋肉痛が今までよりも遅れて表れやすくなったりします☆
このように、筋肉痛の表れるスピードの早い遅いは、”いかに筋肉(筋線維)に負荷を与える運動ができているかどうか?” が大きく左右するので、年齢は関係ないんです×
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原因2 運動頻度.
筋肉痛が表れるタイミングを一番左右するのは、先ほど説明した運動強度(種類)です!!
ですが、たまにしか運動しない人と,頻繁に運動をしている人とでは、
そもそも ”筋肉痛が早く表れるレベルの運動が出来るかどうか?” という可能性がかなり違ってきます!!
どういうことかというと、運動不足の人や運動頻度が低い人は運動に慣れていないため、
筋肉痛が早く表れるレベルの運動(運動強度が高い運動)ができない可能性が高いんです!!
もっとかみ砕いていうと、「普段から運動していない人は、筋肉痛うんぬん関係なく,すぐに疲れてしまうでしょ?」ということです。
運動の習慣が無い人が筋肉に大きな刺激が与えられる前に運動をやめてしまうことで、結局筋肉への刺激は中途半端に終わってしまいます×
その結果、筋線維の損傷量が少ないため,修復作業の反応が遅くなって筋肉痛が遅れて表れるというわけです☆
そういった観点から考えると、運動に慣れている人は質の高い運動(筋肉に十分刺激が耐えられる運動)が出来る可能性が高いので、筋肉痛が早く表れやすいということが言えるんです↑
「筋肉痛が遅れてくるのは老いの証拠」と言われているのは…
ということから言われるようになったのでしょう!!
ですが実際のところ、運動の習慣がほとんどない20代よりも、運動の習慣がキッチリある60代の人の方が筋肉痛が早く表れる可能がかなり高いです!!
このように、年齢が高くなればなるほど筋肉痛が遅れてくる”傾向”があったり,”条件”が揃うだけで、筋肉痛の反応スピードと年齢に直接の因果関係は全くありません×
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まとめ
「筋肉痛の遅れは「老化」で説明が付くものではない」ということが分かりましたね○
が!!
・筋トレやダッシュなどの瞬間瞬間で大きな力を出す運動で筋肉痛が遅れてくることは、十分に筋肉が使えていない(刺激が与えられていない)証拠。
・そもそも運動不足や筋肉量の低下、運動能力の低さが原因で筋肉痛が遅れて表れる。
というように、老いが原因ではないにしても筋肉痛の遅れは決してプラスに捉えられるものではありません!!
ジョギングやウォーキングなどの軽めの運動をいつもより長めに行った際に筋肉痛が遅れて表れるのは気にしなくても良いです○
ですが、激しめの運動をして筋肉痛の表れが遅いのは、「ちゃんと運動できていないぞ!!」という体が発している警告だと思いましょう★
いつまでも元気な体を保てるように、普段から筋トレなどで筋肉へしっかりと刺激を与えましょう♪