自身のうつ病の治療やダイエットのために自律神経のことを勉強しまくった私から紹介させていただきたいと思います☆
この記事で紹介している自律神経についての最低限の知識は必ず覚えてくださいね!
自律神経の基本知識
自律神経とはそもそも何なのか?
まずは自律神経そのものについての説明をしていきます!
自律神経とは、”交感神経”と”副交感神経”の二つの神経のことを指しています★
要するに、交感神経+副交感神経=自律神経となります♪
それでは交感神経と副交感神経とは一体何なのか…?
【主な働きや体の反応】
・瞳孔が拡大.
・血圧が上がる.
・脈拍や呼吸が速まる.
・アクティブに動くために必要.
・エネルギーを生成し、脂肪を分解.
【主な働きや体の反応】
・瞳孔が収縮.
・血圧が下がる.
・脈拍や呼吸が穏やか.
・疲労回復のために必要.
・消化を促し、脂肪を蓄える.
特徴1、人間の意思とは関係なく働いている.
吸った空気を肺に運び入れるということは自分の意思でしていることではありませんよね?
特徴2、どちらかの神経が働いている時、どちらかの神経は働いていない.
心や体や脳が活発な状態の”交感神経”と、リラックス状態の”副交感神経”は必ずどちらかがONの時どちらかがOFFの状態になります!
これは言い方を変えると、一方が働いている時、もう一方は休み時間ということなんです♪
そしてこの関係性が乱れる行為=自律神経の乱れを引き起こしている行為ということになります!
例えば夏は外気温と冷房の効いた涼しい空間とのギャップで自律神経が乱れやすいのですが、これも、
暑くて緊張状態の交感神経と、涼しくてリラックス状態の副交感神経を頻繁に行ったり来たりすることで、
この両者のON/OFFのスイッチが乱れて自律神経が乱れてしまうということなんです×
暑い状況に慣れようとしたり、涼しい状況に慣れようとすることで、自律神経がパニックを起こしてしまって乱れてしまうんです⤵
自律神経が乱れやすい人と乱れにくい人との違いというのは、このONとOFFのスイッチの切り替えがスムーズに行えるかどうかで変わってきます!
特徴3、どちらかの神経だけを長時間働かせ続けることは出来ない.
人間は長時間集中力を持続し続けることが不可能なように、
自律神経も”交感神経”と、”副交感神経”のどちらかを長い時間働かせ続けることは出来ません×
基本的に活発に行動をしているお昼の時間は交感神経が優位に働いている時間が長く、行動が落ち着き、睡眠をとる夜は副交感神経が優位に働いている時間が長くなります!!
ですが、活発に行動するお昼だからといって、休憩もろくに取らずに緊張状態の交感神経が働き続けていると、どんどんストレスが溜まってしまいます×
逆に一日中ベッドでゴロゴロしていて、リラックス状態の副交感神経が優位に働き続けると、何をするにも気力が起きなくなってしまいます×
睡眠中も、副交感神経が優位に働いている深い睡眠(ノンレム睡眠)と交感神経が優位に働いている浅い睡眠(レム睡眠)を交互に行ったり来たりしています!
時間の割合は、ノンレム睡眠8:レム睡眠2ぐらいですが、
寝ているからといってリラックス状態の副交感神経だけが優位に働いているというわけではないんです。
このように交感神経と副交感神経のどちらかが優位に働き続けている時間が長くなるような行動をとっていると自律神経は乱れやすくなります×
では交感神経と副交感神経のON/OFFの切り替えがスムーズに行えなかったり、どちらかの神経を働かせ過ぎたりして、
「自律神経が乱れてしまうと私たち人間にどのような悪影響を及ぼすのか?」について見ていきましょう!!
自律神経が乱れるとどんな悪影響を及ぼすのか?
自律神経が乱れることによる悪影響について考える際には…
・交感神経が働き過ぎるとどうなるのか?
・副交感神経が働き過ぎるとどうなるのか?
・交感神経と副交感神経のON/OFFの切り替えがスムーズにできないとどうなるか?
という状況別に分けて考える必要があります!
状況1、交感神経が働き過ぎているとき.
「交感神経が働き過ぎている状態=心や体や脳が活発になり過ぎている状態」ということになります。
要するに、常に緊張していたり、プレッシャーを感じているような状態になっているということです!
超ストレス社会の現代では、交感神経が働き過ぎていることによって自律神経を乱す人が非常に多いです×
特に交感神経が働き過ぎやすい日中は、深呼吸を意識的にすることで交感神経を休ませることが出来ます〇
他にもお昼の仮眠も、かなり自律神経を整える効果に期待できるので、
上記のような症状がある方は、日中に20分程度の昼寝を積極的に取り入れてみてはいかがでしょう☆彡
仕事がデキる人のほとんどが昼休みに昼寝をしています!!それは一体なぜなのか?昼休みの昼寝の絶大な効果を当記事で紹介してい…
状況2、副交感神経が働き過ぎているとき.
「副交感神経が働き過ぎている状態=心や体や脳が休み過ぎている状態」ということになります。
副交感神経が働き過ぎると、リラックスという状態を通り越して、何に対しても気力が起こらなくなってしまったり、興味が無くなってしまいます!
このような症状がある方は、程よい興奮状態の時間を過ごすために、”運動や掃除などの体を動かすこと” が必要です★
目的が無くてもとりあえず散歩がてらに外に出るだけでも効果が見込めますよ♪
状況3、交感神経と副交感神経のON/OFFの切り替えがスムーズにできないとき.
「二つの神経のON/OFFの切り替えがスムーズにいっていない状態=体の様々な働きが正常に行えていない状態」ということになります。
この状態になると、特に臓器への影響が大きくなってしまいます⤵
この状態を脱するために一番効果的なのは、しっかりとした睡眠をとることです。
十分な睡眠時間を確保することもそうですが、いかに質の高い睡眠をとるかが重要になってきます!!
睡眠の質を高めるための行動をしっかりとって、毎日の睡眠でしっかり疲れを取り、二つの神経のON/OFFの切り替えがスムーズにできるようにしましょう♪
最後に
自律神経の乱れは基本的に生活習慣の乱れです!
運動不足や睡眠不足、荒れた食生活やストレスの溜め過ぎなど、そのすべてが自律神経を乱す原因になると思ってください!
自律神経は操れるものではないので整えることが難しいように思われますが、生活習慣を整えるだけで十分自律神経は整います○
冒頭でも言いましたが、自律神経の乱れは精神疾患や臓器の異常などの重い病気に繋がることが十分に考えられます。
毎日を健康に! 幸せに! 過ごせるように、生活習慣を整えて自律神経を整えてくださいね☆彡