筋トレで増量は必要ない? 増量する理由と増量が不必要な人を紹介!!

筋トレで増量は必要ない?
増量する理由と増量が不必要な人を紹介!!
 
増量と減量を繰り返してカッコいい体に仕上げていくマッチョの方は多いですが、
それはごくごくわずかな人が取り入れるべき手段であって、筋トレをしている人の多くは増量に取り組む必要はありません×
 
そこで今回…
「マッチョの方は一体どういう目的で増量をしているのか?」
「筋トレをしている人で増量する必要がない人というのはどういう人なのか?」
「いざ増量をする時にはどういったところに気を付けて増量をすれば良いのか?」
ということを、筋トレ歴4年で最近増量に取り組み始めた私から説明させていただきます!!
 
変に増量に手を出すと理想の体とは反対の体になっていくので、しっかり増量のことを理解してくださいね☆
 

● 増量をする目的

筋トレをしている人で増量を取り入れる目的は大きく二つあります!!

目的1 筋トレで与えた刺激を余すことなく筋肉へ変換するため.

鍛えている身体

せっかくハードなトレーニングを行っても、筋肉を成長させるための栄養素を摂取することが出来ていないとトレーニングの頑張りが筋肉に思うように反映されません×

 

筋肉を作る元となる栄養素は”タンパク質”ですが、筋肉を増やすためにはそれ以外の栄養素も多く必要となります★

 

とはいっても、「この筋トレの量にはこれぐらいの栄養を摂ったら十分」なんていう細かい計算は出来ないので、
増量という形で多くの栄養を余分目に摂取するのです!

 

理由2 ハードなトレーニングに耐えるための栄養補給.

牛肉料理

筋トレというのは言い方を変えれば”筋肉を傷つける行為”でもありますので、ハードに行えば行うほど体は大きな負担となって疲労は蓄積します!

 

筋肉を作るのも栄養素ですが、疲れた体を回復させるのも栄養素たちです!!

 

栄養補給が満足に出来ていないと、筋トレによって疲れた体の回復が遅れるので、思うように筋トレが進められなくなるんです⤵

 


このように「筋トレの成果を筋肉に反映させるため」「筋トレによって疲労が溜まった体を回復させるため」に増量という手段を用いるんですよ♪

 

じゃあ筋トレしている人全員に必要なことなんじゃないの?

と思うかもしれませんが、残念ながらそういう単純なものではないんです⤵

 

その理由について、これより解説していく ”筋トレしている人の中で増量が不必要な人とは?”で説明しています!!

 

筋トレをしている人で増量が必要な人は誰で、不必要な人は誰なのかをぜひ理解してください♪

 

● 増量が不必要な人とは?

 

・筋トレ初心者、初級者の人.

フィットネスジムで運動をしている女性二人

筋トレを始めて間もない初心者の人や、筋トレを始めて数か月~1年未満ぐらいの初級者の人は、基本的に増量は必要ないと思ってください!!

 

それはなぜかというと、栄養が足りなくなるぐらいのレベルまで筋トレを充実させられていない可能性が高いからです!!

 

増量は筋トレの頑張りが無駄にならないようにするためのものと言いましたが、
増量が必要になるぐらいの筋トレのレベルになるにはそれ相応の経験が必要になってきます!!

 

筋トレの頻度や環境によって期間は大きく変わりますが、
筋トレ初心者や初級者の間はまだ筋トレの基礎を作っている段階なので、増量が必要なレベルのトレーニングをしようと思うと難しいです×

 

筋トレの理解度や充実度、扱う重量や筋トレ歴などが初級者を卒業できるレベルになった時点で増量を考えるようにしてください!!

▼あわせて読みたい▼

筋トレの基礎知識5選【知らないと損する初心者向け基本情報】 筋トレというのは、いわば家電のようなものです!! どういうことかというと、家電は取扱説明書を読んで使いこなさないと、せっかくの様々な機能が無駄になってしまいます[…]

 

・筋肉の変化を順調に感じられている人.

筋骨隆々な大柄な男性

後ほどの注意点の部分でも説明しますが、増量というのは体重の増加という犠牲を伴いますので ”増量=最終手段” という認識を持っておくことが必要です。

 

なので、トレーニングを積んで順調に体に変化が表れてきているのに、
更なる高みを目指してマイナス要素もある増量に手を付けることは全くおすすめできません××

 

筋肉の成長が思うように感じられなくなり、トレーニング面でも栄養補給面でも工夫のしようがないというレベルまで至って、ようやく増量という選択肢が出てきます!!

 

順調に体に変化が出てきている人は、自信を持って今のペースで取り組んでください☆

 

・食べる量を増やすとすぐ太ってしまう人.

肥満男性が体重計に乗っている

食べる量を増やすとすぐ太ってしまう人というのは、基本的にトレーニング量が少ないことや筋肉量が少なく,基礎代謝が低いことが考えられます。

 

それすなわち増量するレベルに達していないというわけです!!

 

食べるとすぐ太ってしまう人は、筋肉量が増えたとしても確実にそれ以上脂肪が増えてしまうので、筋肉がどんどん隠れてしまいます⤵

 

増量は少々食べ過ぎても太らないぐらいトレーニング量が多い人や、筋肉量が多く,基礎代謝量が高い人が取り組むべきものだということを理解しておきましょう○

 


以上の人たちが、代表的な”増量が不必要な人”です!!

 

最後に、今までの内容を踏まえてそれでも増量に取り組もうと思った方へ向けて、「増量に取り組むうえでの注意点」について紹介しておきますね♪

 

● 増量を取り入れるうえでの注意点

電球の中にアドバイスという英語が刻まれている

注意点1 増量中は十分な筋トレを行う.

”増量は筋トレの頑張りを最大限筋肉へ反映させるためのものだ”ということはこれまでに何度も言いました♪

 

ということはまず、「筋トレの頑張り」が増量をするうえでの第一条件となります★

 

体のどこかに不安を覚えている場合や、筋トレが十分に出来なさそうなスケジュールが予想される場合などは、
十分な筋トレができないので増量には取り組まない方がいいです!!

 

増量を行う際には、「お金や時間や自身の健康など、色々な犠牲を払うのでトレーニングしなきゃもったいない」というような気持ちも大事です♪

▼あわせて読みたい▼

筋トレ前にすることとは?筋トレの効率を上げる4つの行動を紹介★ しっかり準備を整えた状態で行わない筋トレは、はっきり言って無駄です× 準備を怠った1時間のトレーニングより、準備を万全にした30分のトレーニングの方がよっぽ[…]

 

注意点2 増量中は体に良い意味での変化は求めない.

増量は筋肉量の増加を一番の目的として取り組みますが、脂肪の量も確実に増えます!!

 

ですので増量中は、”脂肪が目立ってきた”という悪い意味での変化は感じられても、”筋肉が浮き出てきた”という良い意味での変化は中々感じ取ることが出来ません。

 

目に見えて筋肉が浮き出てこないからといって増量を諦めたり、トレーニングの方向性が乱れてしまったりすることは絶対に避けなければなりません!!

 

増量中は、脂肪が増えて筋肉が付いているか確認できなくても自信が持てるぐらいの質の高い筋トレが出来るように努力しましょう⤴

▼参考にしてほしい記事▼

筋肥大には『高重量低回数』の筋トレが適している3つの理由とは? 「筋肉を大きくするためには高重量低回数で鍛える方が良い」この情報は結構出回っているので知っている人も多いです。 ですが筋肉を大きくするために本当に知っておく[…]

 

注意点3 ”健康には良くない”ということを心得ておく.

途中でも言いましたが、増量に取り組むと脂肪量が多かれ少なかれ確実に増えますので、消化器官をはじめとした体への負担も必ず増えてしまいます!!

 

さらに脂肪量が増えていくと、血糖値が上がり,血がドロドロになって血圧が高くなるという悪影響もあります!!

 

ですので体に負担を与えない増量の1つの基準として、
体脂肪率15%以下の人が標準の体脂肪率の範囲内で行うもの」というふうに思っておくと良いでしょう!!

 

増量前は標準の体脂肪率であっても、増量後が肥満のレベルの体脂肪率になると、これは明らかな不健康な増量となります×

 

増量に取り組むのであれば、ある程度脂肪がついても良い体にしてから増量するようにしましょう☆

▼関連記事▼

皮下脂肪と内臓脂肪の違いとは?! 決定的な5つの違いを解説します★ 皮下脂肪と内臓脂肪は、同じ脂肪でもその性質はまるで違います!! 違うどころか正反対な部分が多々あります☆ 今回は、「自分に付いている脂肪はどっち[…]

 

注意点4 増量は1か月で体重の5%以内にし、最低でも3か月以上の期間で取り組む.

いくら標準の範囲内とはいえ、急激な体重の増減や大幅な増量をしてしまうと体への負担は大きくなってしまいます×

 

様々な条件によって変わるのであくまで目安ですが、増量するのであれば1か月で体重の5%ぐらいまでに抑えて、
最低でも3か月以上の期間をかけて、トータルの増量は体重の10%~15%程度
にとどめておくべきだと考えます!

 

例えば体重60㎏の人が増量する場合、1か月で増やす体重は3㎏までにし、最終的に増やしても6㎏~9㎏までにしましょうということです。

 

特に増量や減量に慣れていない間は、さらに小さな振れ幅からスタートするようにするべきです★

▼関連記事▼

急激なダイエットは超危険!!リバウンドや精神疾患などの引き金に… ダイエットに取り組む人のほとんどが「ダイエットの結果はなるべく早く欲しい」と思っていることでしょう!! 私も体脂肪率を30%→12%に落とすダイエットに取[…]

 

注意点5 タンパク質を中心に、体に必要な栄養素をバランスよく多めに補給する.

いくら筋肉を増やすための増量とはいえ、筋肉の元となるタンパク質ばかりを過剰に摂取しすぎると体内バランスは乱れてしまいます⤵

 

もちろん筋肉量増加を目的とした増量をするうえで、タンパク質の補給量を増やすことは必須ですが、
それ以外の栄養素もバランスよく摂取量を増やすことが健康的な増量につながります♪

 

特にトレーニングで多くのエネルギーを消費していることが考えられるので、炭水化物や糖質などの体のエネルギーになる栄養素は不足しないように気を付けましょう!!

▼あわせて読みたい▼

筋肉を付けるために必須の,タンパク質豊富食材ランキング BEST5 筋肉を付けるためにいくらハードにトレーニングを重ねても、筋肉の源である”タンパク質”が十分に摂取出来ていないと、筋肉は引き締まる一方で筋肉量自体はアップしていき[…]

 

最後の一言

増量は筋肉を付けるためには理にかなった手段ではありますが、決して簡単に手を出していい手段ではありません×

 

そして何より「一般人のレベルで増量が必要になる人はほんの一握りの人だけだ」ということを基本として考えておきましょう!!

 

ですので増量に取り組もうと思っている人は一度立ち止まって、
増量する理由,必要性,注意点等、様々な要素を踏まえたうえで増量を取り入れるようにしてくださいね☆彡

 

増量を取り入れても、増量以外の方法であっても、あなたの体がさらに1ランク,2ランクアップしていくことを切に願っております!!

 

最新情報をチェックしよう!