空腹がもたらす7つの効果★ 空腹時,体の中では何が起こっている?

空腹がもたらす7つの効果★
空腹時,体の中では何が起こっている?
 
一般的にお腹が空いたときというのは、イライラしたり、目の前のことに集中できなくなったりと、マイナスなイメージを浮かべますよね?
 
ですが、空腹状態というのは悪いことだけでなく良い作用もあり、私たち人間にとって無くてはならない時間でもあるのです!!
 
お腹が空いたなぁ」という感情を抱いたとき、人間の体にどのような良いことが起こっているのか?
 
今回はその辺りの『空腹状態がもたらしてくれる7つの良い影響』について紹介していきます☆
 
特に空腹状態のことをマイナスに思っている人や、お腹が空く前に次の食事をとることが多い人などは危険な兆候に陥っているのでぜひ空腹のメリットを知ってくださいね♪
 

空腹がもたらす7つの良い効果とは?

 

1 ダイエットの効果が出やすくなる.

お腹の脂肪が落ちてズボンがガバガバになった様子
お腹が空いている状態というのは、体を動かしたり脳を働かせたりでエネルギー(糖分)を使い、血糖値が低くなっている状態です。
 
人間は血糖値が上がり過ぎてもダメですが、下がり過ぎても様々な体の機能の働きが損なわれるので、
空腹の状態になると、脳は「これ以上血糖値を下げないようにしましょう」という指令を出します!
 
その指令が出されると糖分の次にエネルギーとして使われるのは ”脂肪” です○
 
ですので空腹状態を作ったり、空腹時に運動したりすると、脂肪がエネルギーとして使われるので脂肪燃焼効果が上がって痩せやすくなるというわけです!!
 
ただし、脂肪を使ってエネルギーを生み出すことは普段とは違う流れのため、通常の状態のように長い間元気に活動することはできません×
 
脂肪燃焼効果が上がるからといって、あまり欲張って激しい運動や長時間の運動はしないようにしましょう☆
 
”空腹の状態をしっかりと感じるまで食事を控える” というだけでも十分です○
 
▼痩せない原因は遺伝子?▼

遺伝子博士のダイエット遺伝子検査で分かることと検査の流れとは? 世の中には少し食べる量が増えただけで太ってしまう遺伝子の人がいれば、信じられない量のご飯を食べ続けても太らない遺伝子の人もいます。 他にも、ダイエットをする時に[…]

 

2 免疫力がアップ.

血管内部

人間は体内にある”白血球”が細菌やウイルスなどの病気の元を食べて体の調子が崩れないようにしてくれます!!
 
ですので、白血球に正常に働いてもらうことが免疫力を上げることに繋がります。
 
そこで活躍するのが空腹状態です。
 
空腹状態になると白血球の働きが活性化するので、通常の状態の時よりも体に有害な細菌やウイルスを食べてくれます○
 
 
すなわち、空腹状態=免疫力がアップするというわけです!!
 
ですが注意しなければいけない点は、
実際に体が菌やウイルスに侵された時は、細菌やウイルスをやっつけようと体中の細胞が働くので、しっかり栄養を摂らなければいけないという点です!!
 
空腹の時間を作って免疫力を上げる意識を持つのは、あくまで体調に異常が無い時です★
 

3 胃がキレイになる.

お腹を壊した男性

お腹が空いたときってお腹から音がなることがありますよね?

 

あの音というのは、胃の中の食べ物が胃の次の消化器官である十二指腸に全て送られ、
胃の中に食べ物が何も残っていない状態になった際に胃が収縮した時の音なんです!!

 

要するに、「胃の中の食べ物が全て無くなってキレイな状態ですよー」という合図の音というわけです○

 

ですので、お腹が減っていない状態で次の食事をとるということは、胃の中にまだ前の食事で食べた物が残っているのに次の食事をとるということになります。

 

もしこれを繰り返すと、古い食べ物が胃の中にとどまり続けてしまい、胃痛や胃もたれといった症状が出る可能性が高まります⤵

 

直前の食事がしっかり消化されてから新たな食事をとって胃の中をキレイな状態に保つという意味でも、空腹状態の時間を作ることは非常に大事なんですね♪

 

4 消化器官の休み時間.

海辺で手を広げ、リラックスして立っている女性

前項目でも言いましたが、空腹の時間を経ずに次の食事をとるということは、前の食事で食べた物が消化しきる前に次の食事をとるということです。

 

それはすなわち、消化器官を常に働かせている状態ということになります⤵

 

消化器官も無限のスタミナがあるわけではないので、休憩の時間を作ってあげないといずれガタがきます×

 

空腹時間を作らずに消化器官を働かせ過ぎて機能に異常が出ると、腹痛や吐き気、食欲不振や下痢・便秘など、様々な消火器関係の症状を引き起こしてしまいます。

 

さらにそれらの状態を放ったらかしておくと最悪はガンになる可能性も出てきます。

 

なるべく”お腹が空いてからご飯を食べる”という基本の流れを崩さず、胃や腸などの消化器官に休息の時間を与えるようにしましょう♪

▼あわせて読みたい▼

腸内環境を整える方法 8選.やる気さえあれば誰でも腸は整います☆ 腸内環境といっても直接目で見えるものではないので、ついついないがしろにされがちです⤵ ですが人間は腸内環境が乱れてしまうと…・免[…]

 

5 疲労回復効果.

鍛えている身体

食べた物を消化するという活動には実に様々な体の機能を使い、それと同時に多くのエネルギーを要します!!

 

この活動中は、

・食べた物を消化するための働きで疲れが溜まる。

・疲労回復のために必要な細胞が消化活動に駆り出される。

という疲労回復とは反対の現象が起きるので、どうしても体の疲労が抜けにくくなります!!

 

ですので、空腹の時間…つまり消化活動が落ち着いている時間を作ることで、疲労回復効果が望めるというわけです☆

 

6 若返り効果.

元気に過ごす老人たち

人間は空腹になると、「サーチュイン遺伝子」という老化の原因である”ミトコンドリアの減少”を食い止める遺伝子が活発になります○

 

ミトコンドリアというのは、脳、筋肉、肝臓、腎臓、などの代謝の活発な細胞の中に数百個~数千個含まれている物質なのですが、老化と共に減少してしまいます。

 

こうして代謝の細胞が衰退化していくと、古い細胞から新しい細胞への移り変わりのスパンがどんどん長くなり、
体の様々な細胞や機能が古いままになっていくことでどんどん体全体が衰えていきます!!

 

体の細胞を若返らせるという意味でも空腹状態の時間は必要だったんですね♪

 

あまり知られていませんが、実はコーヒーを飲むだけでも若返りの効果が望めます!!

詳しくはこちら→「毎日コーヒーを飲むことで得られる7つの効果と,4つの注意点!」

 

7 集中力や記憶力がアップ.

何かを閃いた様子

実は少しお腹が空いているぐらいの状態が人間は一番集中が出来るんです☆

 

それは空腹時に、血糖値を下げるための”インスリン”という物質の分泌量が減ることで、
集中力や記憶力を発揮するために必要な「CRTC」というタンパク質が活性化されるからなんです○

 

あなたもよくご飯を食べた後というのは眠たくなったりボーっとしたりすると思います!!

 

これは食事をすることで血糖値が上がり、その上がった血糖値を下げるためにインスリンの分泌量が増え、
集中力や記憶力のための「CRTC」の働きが弱まってしまうからなんですね。

 

お腹が空き過ぎるとイライラしてしまいますが、その一つ前のタイミングの適度な空腹状態の時はいつもより頭の回転が速くなるので、
大事な仕事や頭を使う作業などを空腹状態ですると効率が良くなります☆

HSP&うつ病の道標

勉強や仕事などで中々集中力を持続させることが出来ない人に向けて、誰でも簡単に取り組めて、なおかつかなり効果的な方法を4つ…

 

最後の一言

冒頭でも言いましたが、空腹状態というのはイライラしたり他のことを考えられなくなったりとマイナスなイメージが持たれがちですが、
その状態というのはお腹が空き過ぎている状態の可能性が高いです!!

 

そこに至るまでの「あぁお腹空いてきたな~」というレベルの適度な空腹状態というのは今回紹介したような様々な効果を私たちにもたらしてくれます○

 

逆にいうと空腹状態を作らないということは危険な兆候です×

 

”お腹が空いてから食事をとる”というごくごく自然な流れを意識して生活するだけで空腹状態の恩恵は受けられます♪

 

適度な空腹状態を作る頻度を増やし、さらなる健康や幸せを手に入れましょう☆彡

 

最新情報をチェックしよう!